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B店では1000円で仕入れたA店と同じ商品を売るのに、発注から精算までの業務にかかる人件費を100円でまかなっていたとします。
その他の経費はA店と同じとすると、B店はA店よりも50円安い1250円でこの商品を販売しても、A店と同じ50円を儲けることができるのです。
A店がB店と同じ価格で、かつ今までと同じ儲けを出すためには、150円の人件費を100円にまで圧縮する必要があります。
そのための方法として、発注から精算までにかかる時間を短縮することが考えられます。
それを5分に縮めることを考えなければなりません。
そのためには、発注業務を簡素化するか、荷受・検品・品出しの商品導線・作業導線をいかに短縮するか、精算業務をいかに正確、かつ効率的に行なうかなどという点に知恵を働かせることが必要です。
また、正社員よりコストの低いパート社員を登用し、人件費を変動費化することも大切です。
つまり、正社員からパート社員へ業務をシフトさせていくことが、「よいものをより安く」というお客様のニーズに応えることになるのです。
お客様の真のニーズの1つめは、「気分よく」買い物がしたいというニーズです。
いくら、「よいものが安く買える」からと言っても、気分を害されるような店には、お客様は好んで行きません。
たとえそのような店に行ったとしても、お客様は目的の商品が安く買えるから仕方なくその店を選んでいるにすぎず、目的の商品が手に入れば、さっさと店を出て行きます。
お客様にとってその店は、必要最小限の商品を、必要最小限の時間を使って買い物をするレベルの店でしかないのです。
その店でしか買えない商品があるとか、あの店のラーメンは他にはマネできないなど、他の店とは比較にならないほど優れた商品があれば別ですが、同じ商品をほぼ同じ価格で売っている店であれば、間違いなくお客様は気分よく買える店を選びます。
お客様の「気分よく」を実現するためには、店で働く社員の対応力が要求されます。
それは正社員、パート社員に関係なく、お客様が要求することです。
この対応力は、「スピード」、「柔軟性」、「個別性」の3つの要素で決まります。
お客様はとにかく、「待つ」ことを嫌います。
商品を選ぶ時はゆっくりでも、欲しい商品が決まったら、できるだけ早く商品を手に入れることを望みます。
どうやら、店のレジで2〜3分、レストランで注文をしてから、スープやサラダなど何か一品出てくるまでで3〜4分が、待てる限界のようです。
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